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ニラ種子エキス Product name

製品情報 Product

製品名性状内装外装重量用途
ニラ種子エキス-P粉末アルミ袋ダンボール包装5kg食品
ニラ種子エキス-WSP水溶性粉末アルミ袋ダンボール包装5kg食品
ニラ種子エキス-PC粉末アルミ袋ダンボール包装5kg化粧品
ニラ種子エキス-WSPC水溶性液体アルミ袋ダンボール包装5kg化粧品
ニラ種子エキス-LC液体キュービーテナーダンボール包装5kg化粧品
ニラ種子油油液ブリキ缶ダンボール包装16kg食品・化粧品用途

原料情報 Raw materials

  • 安定性データ
  • 安全性試験データ
  • 栄養成分
  • 推奨摂取量
  • 応用例

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原料・素材についてRaw materials

【ニラとは】ニラ(Allium tuberosum)は,ユリ科ネギ属の多年草の緑黄色野菜であります。鱗茎は長卵形で,鱗茎の下には短い根茎があります。多数に枝分かれして葉を伸ばします(図 1)。葉の長さは20~30 cmで束生します。形は線形で扁平であり,ネギのように円筒形にはなりません。夏には葉の間から30~40 cmほどの花茎を伸ばします。花期は8~10月頃で,半球形の散形花序で白い小さな花を20~40個もつけます。雄しべは,6本であり,子房は3室になっています。子房は熟するとわれて黒色の小さな種(図 2)を散布します。

ニラの起源は中国西部とされ,耐暑,耐寒性が強く,西アジアからインド,東南アジア,東アジア,シベリヤにかけて広く分布し,各地でよく繁茂・生育しています。

ニラの名前の由来は,カミラ(加美良:古事記712),コミラ(古美良:本草和名918),ククミラ(久君美良:万葉集)と云われており,また,ニンニクの古名の"オオミラ"に対して,ニラを"コミラ"と称していたようで,これらの呼び名が簡略され"ミラ"となり,それが転訛して"ニラ"となりました。その共通の"ミラ"の意味は,食べると美味しいことを"みら(美辣)"と言いました。一方,和漢三才図会(1712)では,俗名爾良(にら)として出てきます。

図 1. ニラの葉

図 2. ニラの成熟した花と種子

また,ネギには,古名を岐(き)として一文字で書くのでヒトモジという別名がありますが,古名の爾良(にら)は二文字で書くのでフタモジという別名が生まれました。

【ニラの食歴】中国では,野菜としてニラの栽培・食用について,3000年あまりの歴史を持ちます。後漢時代の健康・農業に関する書物である"四民月令"には葉も花も利用できると記載されています。日本では,弥生時代に渡来したとも云われ, 自生していたと云う説もあり定かではありませんが,9世紀(平安時代)に入ると栽培されていたという記録があります。最初は薬用とし,粥に混ぜて利用したと言われています。江戸時代の宮崎安貞は「農業全書」の中で,ニラは昔から有名な作物で,人々から賞味されていると記述されています。これは陽起草とも言って,人の栄養を助け,身体を温める,体に良い野菜であるとも述べています。

ニラの葉部は独特の匂いがあります。このためヨーロッパやアメリカでは栽培・食用にされていません。

日本において,ニラは古くから利用され,馴染みの深い野菜ですが,消費量そのものはあまり多くありませんでした。しかし,食生活の変化とともに,1960年代後半(昭和35年頃以降)から消費が急増しています。主に,高知県,千葉県,栃木県などが産地です。

ニラには,カロチン,ビタミンB群,ビタミンC,Eなどが多く含まれています。タマネギやニンニクに含まれている硫化アリルなどの硫黄化合物は,独特の匂いの原因ですが,この硫黄化合物は,抗菌性があるとともにビタミンB1の吸収を高めるため,ビタミンB1の多い豚肉などと食べ合わせるのがおすすめです。

【中国での使用法】中国では,ニラを生薬として利用したのは春秋戦国時代(紀元前770年~)からだといわれています。ニラの別名は「起陽草」「草鐘乳」などとも言って,ニラ種子は生薬として「韮子(キュウシ)」といい,別名は「韮菜子(キュウサイシ)」「韮菜仁(キュウサイジン)」ともいいます。中国の明時代,李時珍によって書かれた漢方医学書『本草綱目』の菜部に,ニラ種子の効能効果が次のように記載されています。「夢中の洩精,溺血」「腰膝を暖め,鬼交を治すのに甚だ効がある」「肝及び命門を補い,小便頻数,遺尿,婦人の白淫,白帯を治す」。『本草綱目』から,その用途の例を以下に挙げます。

例1 虚労遺精の治療(疲労,精力減退に当り):韮子2升,稲米3升を水1斗7升で粥のように煮る。汁6升をとり,3回服用する(千金方より)。

例2 腰脚無力の治療(体の虚弱と疲労に当り)夾雑物を除き,半日蒸して,日干しし,黒い皮をふるい落とし,黄色く炒り,そして粉末にした韮子1升を安息香(生薬)2大両と一緒に混合して,水で煮て100~200回沸騰させ,弱火で赤くなるまで炒り,大豆大の丸剤にする。もし水気が足りない場合には,蜜を少し加える。毎日空腹時に,酒で30丸を飲んで,米の飯3~5さじを食べて(気持ち悪くなるのを防ぐために)服用する(海上集験方より)。

オリザ油化のニラ種子抽出エキスはストレス社会の中で生きる現代人向けの食品原料になると考えております。

安定性データStability Data

熱安定性

ニラ種子エキス(賦形剤無添加品)の熱安定性を検討した結果,S-アリル-L-システイン含量は,1時間の加熱(100℃および120℃)によっても変化がみられず,通常の食品加工温度に対して安定であることが分かりました。

図3. ニラ種子エキスの熱安定性(初期値=1)

pH安定性

ニラ種子エキス-WSP(粉末・水溶性グレード)を蒸留水に溶解させ,pHを調整し,非遮光下,室温で1日および1週間保存後のS-アリル-L-システイン含量を測定しました。ニラ種子エキス中のS-アリル-L-システインは,酸性から中性域で安定でした。アルカリ性では1週間で1割強の減少が確認されました。

図4. ニラ種子エキスのpH安定性(pH無調整初期値=1)

液剤安定性

ニラ種子エキス-WSP(粉末・水溶性グレード)について,0.4%水溶液(pH3.5)を調製し,室温(光照射),5℃(遮光),25℃(遮光),40℃(遮光)で2週間保存し,沈殿,濁り,着色の有無を目視で確認しました。ニラ種子エキス-WSPの液剤安定性は,酸性域において極めて高いことが確認されました。

 液剤安定性(0.4%水溶液,pH3.5条件下)
室温
(光照射)
5℃
(遮光)
25℃
(遮光)
40℃
(遮光)
沈殿濁りなしなしなしなし
着色なしなしなしなし

安全性試験データSafety profile

残留農薬

ニラ種子原料において,食品衛生法および農薬取締法(厚生労働省)に準じて,229項目の農薬の有無を調べました。その結果,全項目について基準値(検出限界値)以下であることが判明しました。
測定方法:GC-ECD/NPDによる分析,GC-MSによる確認。
試験依頼先:R J Hill Laboratories Ltd., New Zealand.
試験成績書発行年月日:平成18年8月4日
受付番号:426366

急性毒性(LD50

医薬品の単回投与毒性試験ガイドラインに従い,絶食したddy系雌雄性マウス(体重30 g前後,5週齢)に,ニラ種子エキス(2000 mg/kg,賦形剤無添加品)を経口投与し,14日間観察しました。その結果,死亡例や体重推移の異常(対照群との比較)は認められず,試験終了後に行った剖検においても,臓器の肉眼的異常は認められませんでした。したがって,ニラ種子エキスのマウスにおける経口投与LD50値は,雌雄ともに2000 mg/kg以上です。

変異原性試験(Ames試験)

サルモネラ菌株TA98,TA100を用い,S9mix存在下及び非存在下でニラ種子エキスのAmes試験を行いました。
結果,19.5~5000 μg/plateの濃度において,変異原性は認められませんでした。

ニラ種子エキスの栄養成分Nutritional profile

分析項目-P(100 gあたりの成分)分析方法
エネルギー354.7 (kcal)1減圧加熱乾燥法
タンパク質5.7 (g)2燃焼法
脂質1.5 (g) 配分解放
炭水化物79.6 (g)3直接灰化法
水分2.7 (g)  
灰分10.5 (g) 修正アトウォーター
食物繊維0.0 (g) プロスキー法
ナトリウム24 (mg) 原子吸光光度法
食塩相当量0.1 (g) ナトリウム換算値
亜鉛0.6 (mg) ナトリウム換算値
注1)
栄養表示基準(平成15年厚生省告示第176号)による
エネルギー換算係数:タンパク質 4; 脂質 9; 糖質 4; 食物繊維2
注2)
窒素・タンパク質換算係数:6.25
注3)
栄養表示基準(平成15年厚生省告示第176号)による
計算式:100 – (水分+タンパク質+脂質+灰分)

試験依頼先:株式会社エスアールエル
試験成績書発行年月日:平成18年9月13日
依頼番号:第200608310029号

推奨摂取量Recommended dosage

一日あたりニラ種子エキス-P,-WSPとして,100 mgの使用をおすすめします。

応用例Application Example

 利用分野剤形
食品加工食品飲料(清涼飲料水,ドリンク等),ハードおよびソフトカプセル,タブレット,キャンディー,チューインガム,グミ,クッキー,チョコレート,ウエハース,ゼリー等
化粧品美容化粧品化粧水,ローション,パック,ボディジェル等