化粧品成分 Raw Materials for Cosmetics

温州みかんエキス Product name

製品情報 Product

製品名 性状 内装 外装 重量 用途
温州みかんエキス-P 粉末 アルミ袋 ダンボール包装 5kg 食品
温州みかんエキス-PC 粉末 アルミ袋 ダンボール包装 5kg 化粧品
温州みかんエキス-L 液体 キュービーテナー ダンボール包装 5kg 食品
温州みかんエキス-LC 液体 キュービーテナー ダンボール包装 5kg 化粧品

原料情報 Raw materials

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原料・素材についてRaw materials

温州みかんの学名はCitrus unshiu Marc.です。英名は、原産地の鹿児島(薩摩)をとって、Satsuma、 Satsuma Mandarin、Satsuma Orange、Unshiu Orangeなどと呼ばれています。

みかんの仲間は、世界でおよそ900種類あります。なかでも日本のみかんは、日本独自の品種で、初めて歴史に登場するのは、およそ1200年前です。古事記と日本書紀には、「天皇の命を受けた使者が、不老長寿の果物として中国から持ち帰ったのが橘(たちばな)」と記されています。これは、現在のみかんの木の原形と考えられています。そして400年前、突然変異によって日本独自の種無しみかんが誕生しました。中国の有名なみかん産地である、温州地方にあやかって「温州みかん」と呼ばれるようになりました。「熊本みかん」「愛媛みかん」「有田みかん」「静岡みかん」など、日本各地にさまざまなみかんがありますが、実はこれらはみな温州みかんです。

温州みかんは神農本草経の上品に、下記のように収載されています。

[起源] ミカン科のウンシュウミカンまたはその他近縁植物の成熟した果皮
[薬理作用] 中枢抑制作用
抗痙攣作用
抗炎症・抗アレルギー作用
[用途] 芳香性健胃,駆風去痰,鎮咳剤として食欲不振,嘔吐,瀉下,疼痛,咳などに応用する

また、陳皮(ちんぴ)、マンダリンオレンジピールは温州みかんの皮を乾燥したものであり、非常に品種の多い柑橘類のうち、マンダリンオレンジの種類に属することから、マンダリンとも呼ばれています。

温州みかん 温州みかん皮

温州みかんには、カロチノイド(β-クリプトキサンチン、β-カロチンなど)、クマリン(オーラプテンなど)、リモノイド(リモニンなど)、フラボノイド(タンゲレチン、ノビレチン、ヘスペリジンなど)などが含まれています。

β-クリプトキサンチン

β-カロチン

オーラプテン

タンゲレチン

リモニン

ノビレチン

リモニン

ノビレチン

ヘスペリジン

図1. 温州みかんエキスに含まれる機能性成分

骨粗鬆症メカニズム

① 骨のリモデリング

大人になると骨は固まって変化しないように見えますが、実際には約3~5ヶ月サイクルで新しい骨ができ、一年間に骨全体の約30%が生まれ変わっています。骨の細胞には、破骨細胞(骨を溶かす細胞)と骨芽細胞(骨を作る細胞)があります。古い骨が新しい骨に生まれ変わるときは、まず破骨細胞が古い骨を溶かします。この古い骨を溶かすことを「骨吸収」といいます。次に、骨芽細胞がコラーゲンなどを骨の表面に分泌して修復し、そこにカルシウムが付着して新しい骨が生まれます。この新しい骨をつくることを「骨形成」といいます。私たちの体内では、「骨吸収」と「骨形成」が連続して行われ、骨が生まれ変わっています(骨のリモデリング)(図2)。新しく骨をつくる力(骨形成)と古い骨を溶かす力(骨吸収)のバランスがとれていれば、骨の健康は維持されますが、バランスがくずれて骨を溶かす力(骨吸収)が強くなると、骨は弱くもろくなります。

② 骨粗鬆症と閉経

「骨粗鬆症とは低骨量でかつ骨組織の微細構造が変化し、そのために骨が脆くなり骨折しやすくなった病態」と定義されます[原発性骨粗鬆症の診断基準(2000年度改訂版) Osteoporosis Japan 9 (1) :9-14, 2001] 。以前は、背中や腰が曲がるのは老化現象で、年をとれば仕方のないことと考えられてきましたが、これは「骨粗鬆症」という病気のせいだということが最近わかってきました。

骨粗鬆症の「粗」は骨のあらい様子、「鬆」は松葉のようにまばらで向こう側が透けて見えるような状態、つまり骨に穴があいてスが入った状態を表しています。 骨には緻密質と海綿質がありますが、スが入るのは内側の軟らかな海綿質の方です。骨からカルシウムが溶け出すと、まず重力のかからない横の骨梁が減り、次に縦の骨梁が減ります。こうしてできた隙間はだんだんに広がり、X線でみると骨に大きな孔が見えるようになります。 このように骨粗鬆症は、「骨からカルシウムが溶け出して孔があくため骨がもろくなり、この結果骨折をはじめさまざまな症状が現れる病気」です。

骨粗鬆症は大きく2つの型に分類されます。1つは、老人性骨粗鬆症といわれるもので、老化により骨形成が破骨のスピードに追いつかなくなることで起こります。これは女性ホルモンとの関係はなく、男性を含む75歳以上の高齢者に多く見られます。 もう1つが閉経後骨粗鬆症といわれるもので、更年期をむかえた女性が閉経をきっかけに患います。原因は卵巣の機能停止による女性ホルモンの激減です。 こうした女性ホルモンの減少による骨粗鬆症は、閉経後の女性に起こるだけではなく、女性ホルモンの分泌が著しく低下し、無月経や月経不順に悩む若い女性にもみられます。これは、卵巣の機能がうまく働かないためですが、その原因の多くは、ストレスや生活の乱れ、そして無謀なダイエットとも言われています。ダイエットにより栄養のバランスを崩し、女性ホルモンが減少した結果、若くして急激な骨量減少が認められるわけです。

では女性ホルモンとは、いったいどのような働きをもつのでしょうか。
卵巣から分泌される女性ホルモンには、2つの種類があります。1つは、エストロゲン(卵胞ホルモン)であり、もう1つはプロゲステロン(黄体ホルモン)です。 この2つのホルモンは、妊娠と出産、そして女性の性成熟のほとんどの要素に関わっており、これらのホルモンが激減することで、女性のからだ全体がさまざまな影響を受けることは明らかです。なかでも、からだの根幹をなす骨の形成に大きく影響するのがエストロゲンの働きです。女性の成熟期の卵胞期中期においては、血液1ml中には普通100~120pg(ピコグラム:1兆分の1g)のエストロゲン(E2)が存在しますが、更年期には30~50pgくらいに落ち、やがて閉経とともに常に10pg以下になります。すなわち、エストロゲンの分泌は20歳代から30歳代にかけてピークに達し、更年期に激減することになります。

一方、骨密度もエストロゲンに呼応して増減し、骨密度の減少に伴って、身長や腰に影響が出はじめます。エストロゲンの分泌量が骨密度に深く関与しているわけですが、どのような過程を経て骨密度が減少していくのかを下記に述べます。

閉経後、女性の卵巣機能が停止すると、まずエストロゲンの分泌が減少し、同時に腎臓では、腸管からのカルシウム吸収を促進させる作用をもつ活性化ビタミンDも減少していきます。 その結果、腸管からのカルシウム吸収が著しく低下して血中カルシウムの濃度が下がるため、その濃度を一定に保つ役割を担う副甲状腺ホルモンが分泌されます。副甲状腺ホルモンは、破骨細胞を刺激して血中に不足したカルシウムを骨から溶出させる働きがあります。このとき、骨からのカルシウム吸収を抑制する働きをもつエストロゲンが分泌されないと、骨はどんどん血中に溶け出し、骨密度は減り、やがて骨粗鬆症をまねきます。

このように、エストロゲンという1つのホルモンが欠けるだけでも、精巧に仕組まれた骨代謝のサイクルに乱れが生じ、やがて大きな事態を引き起こしていくことになります。

女性の骨にとっていちばんの問題は、閉経をむかえるとエストロゲンの分泌が止まってしまうことです。骨の代謝には、前述のように活性化ビタミンDや副甲状腺ホルモン、また甲状腺ホルモンといったホルモンも関わっていますが、これらは分泌が少なくなることはあっても、まったくなくなることはないのです。

昔の女性は、妊娠・出産ができなくなる年齢に達し、閉経をむかえエストロゲンが分泌されなくなるころが平均寿命でした。しかし、現代では医学の進歩や生活環境の改善により、この年齢に達した女性も元気で生活できるようになりました。しかし、その反面、現代の女性は新たな問題を抱えることになります。それが、更年期障害、骨粗鬆症に代表されるエストロゲン欠乏症です。

図2. 骨のリモデリング

メラニン産生メカニズム

しみの原因は、皮膚にあるメラニン色素が沈着して起こるものです。しみの要因にはホルモンバランスの変化や肌荒れ、紫外線、老化等が挙げられますが、いずれも紫外線がからんでいます。紫外線を浴びると、紫外線を受けた表皮細胞から表皮の大部分を占める角化細胞が自らを守るために、メラニンを製造する工場であるメラノサイトに向けて、情報伝達物質(エンドリセンやホスホリパーゼ)が送られます。これを受け手である、チロシナーゼという酵素がメラニンを生成するのです。生体内でチロシンというアミノ酸がチロシナーゼの作用で、ドーパになり、次にドーパキノンとなります。ドーパキノンからさらに酸化反応が進行し、ドーパクローム、5,6-ジヒドロキシインドール、インドール5,6-キノンを経てメラニンを形成します。表皮のSCF(幹細胞増殖因子)もシミの形成に大きな役割を果たすことが解明されました。その結果、皮膚に紫外線が当たると、初期にはSCFが、後期にはエンドセリンがそれぞれ色素細胞を活性化させ、メラニン生成を促進することがわかってきました。この一連の働きは、有害な紫外線を肌の内部まで侵入させないように、肌をメラニン色素で黒くすることによって守ろうとする体の自然な働きによるのものです。ただし、肌の組織は通常28日周期で生まれ変わっているため、この新陳代謝がスムーズに行われると、このメラニン色素も何ヶ月かで古い細胞と共に外へ排出されてしまいます。しかし、年齢を重ねると、皮膚の新陳代謝が低下するため、このメラニン色素が外に排出されることなく、皮膚に沈着しやすくなるのです。

図3. メラニン産生メカニズム

安定性データStability Data

熱安定性

温州みかんエキスの熱安定性を検討した結果、β-クリプトキサンチンが100℃、30分間の連続加熱によって劣化しました。飲料殺菌時の成分劣化にご注意ください。

図4. 温州みかんエキスの熱安定性
※ 加熱前の値を100%とした。

pH安定性

温州みかんエキスのβ-クリプトキサンチン及びヘスペリジンは、pH3から9までの領域において安定です。通常の食品の範囲内では全く問題なくご使用いただけます。

図5. 温州みかんエキスのpH安定性
※ pH調製を行う前の値を100%とした。

安全性試験データSafety profile

残留農薬

温州みかんエキスについて,食品衛生法および農薬取締法に準じて,447項目の農薬の有無を調べました。その結果,全項目について基準値(検出限界値)以下であることが判明しました。
試験依頼先:株式会社マシス
試験成績書発行年月日:平成19年1月24日
依頼番号:9617

急性毒性(LD50

体重30g前後、5週齢のICR系雄性マウスに温州みかんエキスを5000mg/kgの用量で経口投与し、温度23±2℃、湿度50±10%、餌、水自由摂取の条件下で14日間飼育しました。コントロール群との比較を行なったところ、異常な体重変化はみられず、また試験終了後の剖検においても臓器に異常は認められませんでした。従って、マウスに対する温州みかんエキスのLD50は5000 mg/kg以上です。

温州みかんエキスの栄養成分Nutritional profile

分析項目 温州みかんエキス-P 分析方法
水分 1.59g   減圧加熱乾燥法
たんぱく質 0.78g 1 ケルダール法
脂質 2.16g   酸分解法
灰分 0.09g   直接灰化法
糖質 95.38g 2  
エネルギー 404kcal 3 修正アトウォーター
食物繊維 0   プロスキー法
ナトリウム 3.0mg   原子吸光光度法
注1)
窒素・たんぱく質換算係数: 6.25
注2)
栄養表示基準(平成8年厚生省告示146号)による
計算式: 100-(水分+たんぱく質+脂質+灰分+食物繊)
注3)
栄養表示基準(平成8年厚生省告示146号)による
エネルギー換算係数: たんぱく質, 4; 脂質, 9; 糖質, 4

試験依頼先 株式会社エスアールエル
試験成績書発行年月日 平成16年9月2日
依頼番号 第200408200016号

推奨摂取量Recommended dosage

200~500 mg/日の摂取をおすすめします。
※温州みかんエキスは、厚生労働省より食品として認められた製品です。食品として安心して
お使いいただけます。

応用例Application Example

利用方法 具体例
健康食品 ソフトカプセル、錠剤、ハードカプセル等
食品 キャンディー、チューイングガム、グミ、錠菓、クッキー、チョコレート、ウエハース、ゼリー、ドリンク、等
化粧品 石鹸、洗顔料、シャンプー、リンス、化粧水、ローション、ファンデーション、リップクリーム、口紅、歯みがき等