製品案内 Product

オリザポリアミン Product name

製品情報 Product

製品名 性状 内装 外装 重量 用途
オリザポリアミン-P 水溶性粉末,食品用途 アルミ袋

ダンボール包装

5kg 食品
オリザポリアミン-LC 水溶性液体,化粧品用途 キュービーテナー

ダンボール包装

5kg 化粧品

原料情報 Raw materials

  • 原料・素材について
  • 安定性データ
  • 安全性試験データ
  • 栄養成分
  • 推奨摂取量
  • 応用例

効果・効能を見る

原料・素材についてRaw materials

ポリアミンの構造と生合成

ポリアミンとは第 1 級アミノ基を 2 つ以上もつ脂肪族炭化水素の総称で,体内に は 20 種類以上のポリアミンが存在します。その中でも代表的なポリアミンとしてスペルミジン,スペルミン,プトレスシンが挙げられます(図 1)。これらはヒトを含めたすべての生物に含まれますが,胎児や新生児の細胞では,ポリアミンの細胞の増殖能が高く,合成も活発になっています。また,ポリアミンは母乳にも多く含まれている事がわかっています。

ポリアミンの化学構造

図1. ポリアミンの化学構造

ポリアミンは細胞内でアミノ酸であるアルギニンから合成されます。アルギニン は,アルギナーゼの作用でオルニチンになり,オルニチン・デカルボキシラーゼ(ODC)の働きでプトレスシンに変化します。さらに,プトレスシンはスペルミジンシンターゼによってスペルミジンに変換されます。最後にスペルミジンは,スペルミンシンターゼによってスペルミンに合成されます。(図 2)ポリアミンの合成には上記の酵素が必要ですが,加齢に伴って,その酵素活性が低下するため,ポリアミンの合 成能は低下します。12,13)(図 3)また,高ポリアミン食を摂取すると,血中のポリアミン濃度が上がる事もヒトの臨床試験により明らかになっています。14)(図 4)

ポリアミンの合成経路

図 2. ポリアミンの合成経路

加齢によるポリアミンの濃度変化

図 3. 加齢によるポリアミンの濃度変化

高ポリアミン食摂取によるポリアミン血中濃度の変化

図 4. 高ポリアミン食摂取によるポリアミン血中濃度の変化

12) Yoshinaga K. et al., Age-related changes in polyamine biosynthesis after fasting and refeeding. Exp. Gerontol. 28, 565-72 (1993).
13) Scalabrino G. et al., Polyamines in mammalian ageing: an oncological problem, too? A review. Mech. Ageing Dev. 26, 149-64 (1984).
14) Soda K. et al., Long-term oral polyamine intake increases blood polyamine concentrations. J Nutr. Sci. Vitaminol. 55, 361-6 (2009).

また,ポリアミンには図 5 に示すような身体の各部位に対して様々な機能がある事がわかっています。

ポリアミンの作用点

図 5. ポリアミンの作用点

米胚芽由来のポリアミンの特徴
(1) ポリアミン含量の比較

様々な米の部位におけるポリアミン含量の比較を行った結果,米胚芽中のポリア ミン含量は,米ぬかや精米や調理した米などに比べて,かなり高いことがわかりま した。(図 6)

ポリアミンの作用点

図 6. ポリアミン含量の比較

* 自社データと文献より算出
(Atiya A. M. et al., Polyamines in foods: development of a food database. Food Nutr. Res. 55,3402 (2011))

また,オリザポリアミンの各ポリアミン含量の比率は,米胚芽から抽出したオリザポリアミンではスペルミジン:スペルミン:プトレスシン = 3:5:2 でした。
一般的に,アミノ基の数が多いスペルミンは生理活性が高いことが知られています。よって,スペルミンの比率が高いオリザポリアミンは様々な強い生理活性が期待できる素材であると考えられます。

(2) 体内での吸収性

栄養素が,消化管から体内に吸収されるためには,消化という過程を経なくてはなりません。胃や腸から体内に吸収される物質の分子量は,最大でも 1000 以下程度とされています。ポリアミンの分子量は 250 以下なので,アミノ酸などと同様に腸管から効率よく吸収され,そのまま血中に移行して生体内で効率良く利用されると考えられます。スペルミジンやスペルミンを分解する酵素は腸内にはありません。しかし,プトレスシンを分解してしまう酵素 (diamine oxidase) は腸内に存在するので,食物に含まれているプトレスシンは酵素による分解が進み,消化管からの吸収量は低下します。一方,スペルミジンとスペルミンの分子量はプトレスシンより大きく,また消化管内に分解酵素が存在しないため,大部分がそのままの形で腸管から吸収され,全身の組織や臓器に分布する事がわかっています。
したがって,スペルミジンとスペルミンの比率が高い米胚芽から抽出されたポリアミンは,他の比率が低い素材と比べて,生体吸収効率が高いという事からも非常に優れた製品であると考えられます。

安定性データStability Data

熱安定性

オリザポリアミン(賦形剤未添加品)の熱安定性を検討した結果,1 時間の加温(80℃)によっても変化がみられず,通常の食品加工温度に対して安定であることが分かりました。(図 13) 1 時間の加熱(100℃)では 1 割の含量低下がみられたことから,100℃以上での長期間の加熱にはご注意下さい。

図7. オリザポリアミンの熱安定性

pH安定性

オリザポリアミン(賦形剤未添加品)を蒸留水に溶解し,pH調整後,非遮光下,室温 1 週間保存後,ポリアミン含量を測定しました。その結果,酸性からアルカリ性領域の幅広い領域で安定であることがわかりました。(図 8)

オリザポリアミンの pH 安定性

図8. オリザポリアミンの pH 安定性

安全性試験データSafety profile

残留農薬

残留農薬について,食品衛生法および農薬取締法に準じて,535 項目の農薬の有無を調べました。その結果,全項目において基準値(検出限界値)以下であることが判明しました。

試験依頼先: 株式会社マシス 食品安全評価分析センター
試験成績書発行年月日: 平成 23 年 5 月 17 日

急性毒性(LD50

体重 30 g 前後,5 週齢の ICR 系雄雌マウスに,オリザポリアミン(賦形剤未添加品)を 2,000 mg/kg の用量で経口投与し,温度 23±2℃,湿度 50±10%,飼料,水自由摂取の条件下で14日間飼育しました。コントロール群との比較をおこなったところ,異常な体重変化はみられず,また試験終了後の剖検においても臓器に異常は認められませんでした。したがって,雌雄マウスに対するオリザポリアミン(賦形剤未添加品)の LD50 値は 2,000 mg/kg 以上です。

突然復帰変異原性試験(Ames試験)

オリザポリアミン(賦形剤未添加品)について,ネズミチフス菌(Salmonella typhimurium)TA100,TA98 を用いて Ames 試験を実施しました。その結果,代謝活性化の有無に関わらず 19.5~2,500 µg/plate において、変異原性は認められませんでした。

ポリアミンの栄養成分Nutritional profile

分析項目

ポリアミン-P
(100gあたり)

分析方法
水分 6.3 g 減圧加熱乾燥法
タンパク質 9.0 g 燃焼法 (たんぱく質換算係数:6.25)
脂質 1.0 g 酸分解法
灰分 34.4 g 直接灰化法
糖質 40.8g 100g – (たんぱく質+脂質+水分+灰分)
エネルギー 225 kcal 修正アトウォーター
食物繊維 8.5g プロスキー法
ナトリウム 68.8mg 原子吸光光度法
* エネルギー換算係数:たんぱく質 4; 脂質 9; 糖質 4; 食物繊維 2
オリザポリアミン-P は栄養成分分析値からの計算値
試験依頼先 : 食品分析開発センター サナテック
試験成績書発行年月日 平成 24 年 5 月 17 日
試験成績書発行 No. 120508128-001-01

推奨摂取量Recommended dosage

一日あたり,オリザポリアミン-P として 50 ~100 mg / 日の使用をおすすめします。

応用例Application Example

利用方法 具体例
健康食品 ソフトカプセル,錠剤,ハードカプセル等
食品 キャンディー,グミ,錠菓,クッキー,ウエハース,ドリンク等
化粧品 シャンプー,リンス,ヘアトニック,ファンデーション,クリーム,乳液,石鹸,洗顔料,
化粧水,口紅,ローション等