| 製品名 | 性状 | 内装 | 外装 | 重量 | 用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| シソの実エキス-PO | 粉末 | アルミ袋 | ダンボール包装 | 5kg | 食品 |
| シソの実エキス-LO | 液体 | キュービーテナー | ダンボール包装 | 5kg | 食品 |
原料・素材についてRaw materials
シソ (Perilla frutescens)は中国,東南アジアなどで広く栽培されてしいるシソ科の植物で,
古くから食材,あるいは生薬として用いられてきました。日本でも縄文時代にはすでに栽培されていたと言われており, 日本人にとって最も馴染みの深い植物のーつと言えます。
オリザ油化では,従来よりシソ種子に着目し研究開発を進めてきました。その結果,シソ種子に抗アレルギ一作用,抗炎症作用があることを見い出し,抗アレルギー食品素材「シソの実エキス」として商品化,多くの分野に御利用いただいています。この度,新たにシソ種子に抗う蝕作用,抗歯周病作用があることを明らかにし,商品化いたしました。
う蝕(虫歯)のメカニズム
う蝕は先進国においてほとんど全ての人が一生のうち一度は経験する非常に罹患率の高い疾患で,歯の表面のエナメル質が酸によって破壊された状態を指します。う蝕はう蝕原性細菌によって引き起こされますが,特にミュータンスレンサ球菌の関与が大きいことが知られています。
ミュータンスレンサ球菌は,スクロース(砂糖)から粘質性の不溶性グルカンを合成することにより歯面に付着します。ここに口腔細菌が粘着すると菌塊が形成され,この菌塊が成長するとプラーク(歯垢)となります。プラーク中のミュータンスレンサ球菌はグルコースからエネルギーと酸を生成するため,その局所は常に酸性に保たれます。エナメル質の構成成分であるハイドロキシアパタイトはpH5.5以下になると結晶構造が破壊(脱灰)され,いわゆる虫歯になります。
シソの実エキスはミュータンスレンサ球菌などの口腔細菌に対して抗菌活性を有し,プラーク形成や酸の生成を抑制して虫歯を予防します。

歯周病とは一般的には歯槽膿漏症と呼ばれているもので,歯を支えている部分に歯周病原性細菌が増殖することにより炎症を起こした状態を指します。
歯周病原性細菌は,歯周ポケットとよばれる歯と歯茎の境目にある溝中で増殖し,炎症を起こします。その炎症部位が出すシグナルは,破骨細胞(骨を破壊する細胞)を活性化させ,歯を支えている土台である歯槽骨を溶かします。土台に損傷をうけた歯はぐらぐらしたり,固いものが咬めない,咬むと痛むといった症状を示し,最後には歯を失ってしまう場合もあります。また,歯周病原性細菌は硫化水素などの口臭の原因物質を産出するため,患者に精神的負担をかけることもあります。
シソの実エキスは歯周病原性細菌の働きを抑制し,また炎症部分に直接作用して炎症を抑制し,歯周病を予防します。

シソの実エキスは,ルテオリンやロスマリン酸などのポリフェノール類をアグリコンの形で含んでいます。ルテオリンを中心とするポリフェノール類がシソの実エキスの活性成分であり,これらが相乗的に働き,抗う蝕,抗歯周病作用を示すと考えられます。
シソの実エキスに含有されるポリフェノール類
安定性データStability Data
耐熱性
シソの実エキスの有効成分は,通常の食品加工温度に対して安定です。
シソの実エキスの耐熱性
pH安定性
シソの実エキスの有効成分は,中性から酸性領域において安定で,塩基性ではやや不安定です。
シソの実エキスのpH安定性
0.05%シソの実エキス(30%エタノール溶液)
pH5.6(未調整)のときのポリフェノール量を100%とした
安全性試験データSafety profile
残留農薬
| 分析項目 | 結果 | 検出限界 | 分析方法 |
|---|---|---|---|
| BHC | 検出せず | 0.02ppm | ガスクロマトグラフ法 |
| DDT | 検出せず | 0.02ppm | ガスクロマトグラフ法 |
| アルドリン | 検出せず | 0.01ppm | ガスクロマトグラフ法 |
| デイルドリン | 検出せず | 0.01ppm | ガスクロマトグラフ法 |
| エンドリン | 検出せず | 0.01ppm | ガスクロマトグラフ法 |
| ダイアジノン | 検出せず | 0.05ppm | ガスクロマトグラフ法 |
| パラチオン | 検出せず | 0.05ppm | ガスクロマトグラフ法 |
| マラチオン | 検出せず | 0.05ppm | ガスクロマトグラフ法 |
試験依頼先 財団法人 日本食品分析センター
試験成績書発行年月日 平成9年7月14日
試験成績書発行番号 第397060549-002号
急性毒性および安全性
体重30g前後,5週齢のICR系雄性マウスに2000mg/kg経口投与し,温度23±2℃,湿度50±10%,エサ,水自由摂取の条件下で14日間飼育しました。コントロール群との比較をおこなったところ,体重増加に違いはみられず,また試験終了後の剖検においても臓器に異常は認められませんでした。したがって,LD50(マウス)は2000mg/kg以上です。
また,ヒトに対して1日7.0gを2週間投与した結果,異常は認められませんでした。
シソの実エキスの栄養成分Nutritional profile
シソの実エキス-PO
| 分析項目 | 結果 | 注 | 分析方法 |
|---|---|---|---|
| 水分 | 3.1 g/100g | 常圧加熱乾燥法 | |
| たんぱく質 | 0.9 g/100g | 1 | ケルダール法 |
| 脂質 | 0.2 g/100g | ソックスレー抽出法 | |
| 灰分 | 0.8 g/100g | 直接灰化法 | |
| 糖質 | 95.0 g/100g | 2 | |
| エネルギー | 385 kcal/100g | 3 | |
| 食物繊維 | 検出せず | 酵素-重量法 | |
| ナトリウム | 7.1 mg/100g | 原子吸光光度法 |
シソの実エキス-LO
| 分析項目 | 結果 | 注 | 分析方法 |
|---|---|---|---|
| 水分 | 79.0 g/100g | 常圧加熱乾燥法 | |
| たんぱく質 | 0.6 g/100g | 1 | ケルダール法 |
| 脂質 | 0.1 g/100g | ソックスレー抽出法 | |
| 灰分 | 0.5 g/100g | 直接灰化法 | |
| 糖質 | 19.8 g/100g | 2 | |
| エネルギー | 83 kcal/100g | 3 | |
| 食物繊維 | 検出せず | 酵素-重量法 | |
| ナトリウム | 4.7 mg/100g | 原子吸光光度法 |
当社計算値
- 注1.
- 窒素・たんぱく質換算係数:6.25。
- 注2.
- 栄養表示基準(平成8年厚生省告示146号)による
計算式:100-(水分+たんぱく質+脂質+灰分+食物繊維)。
- 注3.
- 栄養表示基準(平成8年厚生省告示146号)による
エネルギー換算係数:たんぱく質4;脂質9;糖質,4。
推奨摂取量Recommended dosage
シソの実エキス-PO(粉末) 80~160 mg/日
歯磨き粉の場合:25~50 mg/回×3 回/日=2.4~4.8 g/1ヵ月分チューブ
あめ又はガムの場合:13~27 mg/個×6 個/日
シソの実エキス-LO(液体) 120~240 mg/日.
歯磨き粉の場合:40~80 mg/回×3 回/日=3.6~7.2 g/1ヵ月分チューブ
あめ又はガムの場合:20~40 mg/個×6 個/日
応用例Application Example
| 利用方法 | 具体例 |
|---|---|
| 菓子 | キャンディー,ガム,グミ,錠菓,クッキー,ウエハース,プリン,ゼリー,ヨーグルト等 |
| 飲料 | 機能性ドリンク,健康補助ドリンク等 |
| 健康食品 | 錠剤(チュアブルタイプ)等 |
| 化粧品 | 練り歯磨き,洗口剤,義歯洗浄剤 |





































