| 製品名 | 性状 | 内装 | 外装 | 重量 | 用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| 黒米エキス-P | 水溶性粉末 | アルミ袋 | ダンボール包装 | 3kg | 食品 |
| 黒米エキス-PC | 水溶性粉末 | アルミ袋 | ダンボール包装 | 3kg | 化粧品 |
原料・素材についてRaw materials
稲の一種である黒米は、Oryza sativa Linne. (Gramineae)の種子です。黒米は、中国、陝西省漢中地方原産の古代米の一種で、紫黒米、紫米、とも呼ばれます。黒米玄米の表面は黒く、中は白く、玄米種皮の部分に紫黒色系色素(アントシアニン)を含んでいます。
黒米は、中国において古来より薬食兼用として、2000年以上の歴史があります。中国の漢の時代、張騫(ちょうけん)がこの米を発見して、出世したという故事から、「縁起の良い出世米」として伝わっています。当時の皇帝である漢武帝へ上等の貢物として納められていました。そして、宮廷料理として常食されてきました。楊貴妃も美容食として黒米を愛用したと伝えられています。
中国では、中医薬学(日本では、漢方医学)理論によると、黒米には、滋養強壮、精力増進、脾臓、肝臓を強め、胃腸を丈夫にし、補血、活血し、肺機能を強化させ、視力を回復させ、髪を黒くするなどの効能があると考えられています。貧血による目眩、腰、膝の弱まりなどにもよく効くとされています。民間では、「薬用米」、「神仙米」、「長寿米」、「補血米」、「黒真珠」とも呼ばれており、慢性病疾患、回復期の病人、幼児、産後貧血、虚弱体質者にとって滋養強壮作用があるとされています。このため、現在に至るまで「補血黒米粥」、「黒米八宝粥」などの薬膳料理として伝わっており、これらを食べ続けることで肌がなめらかになり、髪の毛が黒くなり、不老長寿、延年し、若返ると言われています。
黒米の色素(アントシアニン)は、体内に発生する活性酸素を消去する作用を促進し、発がんや、老化防止に役立ち、眼精疲労回復効果があると言われています。アントシアニン色素は、ブルーベリーにも含まれており、毛細血管を強くし、血流をよくして、目の疲れ、なみだ眼、かすれ眼などの回復に効果が有ると言われています。その他、アントシアニンには、動脈硬化を予防する働きがあるという報告もあります。
黒米は、食酢、酒の原料として使われる他、パン、ソーメン、うどんなどに練りこんで使われています。
![]() |
![]() |
黒米には、通常の米に含まれない成分、アントシアニン配糖体が含まれています。黒米のアントシアニン配糖体として、クリサンテミン(Cyanidin-3-Glucoside)などが含まれています。
図1. 黒米エキスに含まれる主な成分
安定性データStability Data
熱安定性
黒米エキスは、120℃、1時間加熱し続けても、非常に安定であることが確認されました。120℃、1時間では、ポリフェノール含量に変化が見られません。
黒米エキスは、通常の食品加工温度に対して安定です。
* 加熱前、ポリフェノール量初期値を100%とした。
pH安定性
黒米エキスのポリフェノールは、1時間以内であればpH 11まであまり減少はみられません。1日の場合pH 9以上では、分解が考えられますが酸性領域では変化がありません。通常の食品の範囲内では問題なくご使用いただけます。
* pH調製を行う前のポリフェノール量初期値を100%とした。
水溶性
黒米エキスを水に溶解し、室温で16時間保存後、沈殿や濁りの有無を目視で確認しました。黒米エキス0.5%の濃度において、沈殿、濁りは共に見られず、黒米エキスの水溶性は高いことが確認されました。
安全性試験データSafety profile
残留農薬
黒米エキス(賦形剤未添加)について,食品衛生法および農薬取締法に準じて,475項目の農薬の有無を調べました。その結果,全項目について基準値(検出限界値)以下であることが判明しました。
試験依頼先:株式会社キューサイ分析研究所
試験成績書発行年月日:平成18年7月19日
受付番号:2006061304-01
急性毒性(LD50)
体重30g前後、5週齢のICR系雄性マウスに黒米エキス(賦形剤未添加)を5000mg/kgの用量で経口投与し、温度23±2℃、湿度50±10%、餌、水自由摂取の条件下で14日間飼育しました。コントロール群との比較を行なったところ、異常な体重変化はみられず、また試験終了後の剖検においても臓器に異常は認められませんでした。従って、マウスに対する黒米エキスのLD50は5000 mg/kg以上です。
急性眼刺激性試験
3匹の家兎の目に、0.1g黒米エキス-PCを点眼し、1時間接触させた後、24、48、72時間後の損傷や変化を観察しました。
以上の条件で行なった結果、黒米エキス-PCは、家兎の目に対して無刺激でした。
急性皮膚刺激性試験
3匹の家兎の皮膚に、0.5 g黒米エキス-PCを塗布し、1時間接触させた後、24、48、72時間後を観察しました。
以上の条件で行なった結果、黒米エキス-PCは、家兎の皮膚に対して無刺激でした。
皮膚感作性試験
雌のモルモットを用い、MAGNUSSONとKLIGMANの方法に従い、黒米エキス-PC 〔25%(w/v)〕を皮内注射しました。1週間後、初回と同じ部位に黒米エキス-PC 〔50%(w/v)〕を塗布しました。試験開始から22日後、炎症を起こさない最高の濃度の黒米エキス-PC 〔25%(w/v)〕 0.5ml を 4cm2 (2cm×2cm) の黒米エキスと接したことのない部分に塗布し、試験しました。
結果、黒米エキス-PC のモルモット皮膚に対する感作性はclassⅡ(slight)であり,安全性が認められました。
貼付試験 (パッチテスト)
22歳~61歳の女性13名及び22歳~54歳の男性7名に対し、直径1cmのフィルムに黒米エキス-PCを0.025 g染み込ませた後、48時間皮膚に貼付しました。
結果、ヒトの皮膚に対する感作性は認められませんでした。
変異原性試験(Ames試験)
サルモネラ菌株TA98およびTA100を用い、S9mix存在下及び非存在下で黒米エキス(賦形剤未添加)のAmes試験を行ないました。
その結果、19.5~5000 μg/plateの濃度において、変異原性は認められませんでした。
黒米エキスの栄養成分Nutritional profile
| 分析項目 | 結果 | 注 | 分析方法 |
|---|---|---|---|
| 水分 | 2.5g/100g | 減圧加熱乾燥法 | |
| たんぱく質 | 6.9g/100g | 1 | ケルダール法 |
| 脂質 | 0.5g/100g | 酸分解法 | |
| 灰分 | 6.6g/100g | 直接灰化法 | |
| 炭水化物 | 83.5g/100g | 2 | |
| エネルギー | 366kcal/100g | 3 | |
| ナトリウム | 64.9mg/100g | 原子吸光光度法 | |
| 鉄 | 4.25mg/100g | o-フェナントロリン吸光光度法 | |
| カルシウム | 21.5mg/100g | ICP発光分析法 |
- 注1.
- 窒素・たんぱく質換算係数: 5.95
- 注2.
- 計算式: 100-(水分+たんぱく質+脂質+灰分)
- 注3.
- 栄養表示基準(平成8年厚生省告示146号)によるエネルギー換算係数 : たんぱく質, 4 ; 脂質, 9 ; 炭水化物, 4
試験依頼先 財団法人日本食品分析センター
試験成績書発行年月日 平成14年9月13日
試験成績書発行番号 第302090006‐001号
推奨摂取量Recommended dosage
200~400 mg/日の摂取をおすすめします。
ビタミンC、コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド等と一緒にお使いいただくとより効果が期待できます。
応用例Application Example
| 利用方法 | 具体例 |
|---|---|
| 健康食品 | ソフトカプセル、錠剤、ハードカプセル、等 |
| 食品 | キャンディー、チューイングガム、グミ、錠菓、クッキー、チョコレート、ウエハース、ゼリー、ドリンク、等 |
| 化粧品 | 石鹸、洗顔料、シャンプー、リンス、化粧水、ローション、ファンデーション、リップクリーム、口紅、歯みがき、等 |







































