化粧品成分 Raw Materials for Cosmetics

クルミポリフェノール Product name

製品情報 Product

製品名 性状 内装 外装 重量 用途
クルミポリフェノール-P10, -P30 粉末 アルミ袋 ダンボール包装 5kg 食品
クルミポリフェノール-WSP10 水溶性粉末 アルミ袋 ダンボール包装 5kg 食品
クルミポリフェノール-PC10, -PC30 粉末 アルミ袋 ダンボール包装 5kg 化粧品
クルミポリフェノールWSPC10 水溶性粉末 アルミ袋 ダンボール包装 5kg 化粧品
クルミポリフェノール-LC 水溶性液体 キュービーテナー ダンボール包装 5kg 化粧品
クルミ種子油 油液 ブリキ缶 ダンボール包装 16kg 食品+化粧品

原料情報 Raw materials

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原料・素材についてRaw materials

クルミ(Juglans regia L.の種子)は,世界中で食されているナッツ類のひとつですが,不飽和脂肪酸であるリノール酸やオレイン酸を多く含むことから,食用油の原料としても用いられています。オリザ油化では,ポーラ化成工業との共同研究により,クルミの種皮(薄皮)に含有されるポリフェノール成分の機能性に関する研究を行い,抗酸化活性を有する様々な加水分解型ポリフェノールに,肝保護作用や脂肪肝予防作用を見出しました。「クルミポリフェノール」は,肝臓をいたわるメタボリックシンドローム対応素材として,幅広い製品にお使いいただけるものと考えております。

クルミポリフェノールは,図1に示すように種子の皮の部分にのみ含まれています。その本体は,図2に示した加水分解型のポリフェノールで,主なものは表1の化合物です。

図1. クルミ種子の部位別ポリフェノール含量(%)

表1. クルミポリフェノールを構成する主なポリフェノール

  (%)
Pedunculagin (1) 16.0
Ellagic acid (5) 15.8
Tellimagrandin I (6) 6.6
Casuarictin (7) 4.1
Tellimagranin II (10) 1.2
Rugosin C (11) 1.8
Casuarinin (12) 1.0

Fukuda T. et al., BioFactors, 21, 251-253 (2004).

(Fukuda T. Polyphenols from walnuts: Structures and functions. IFT 2006 Annual Meeting, Orland, Florida, June 24-28, 2006のスラドより)

図2. クルミポリフェノールの化学構造

各値は,EC50(50%作用濃度)で示した。値が低い程活性が強い。

安定性データStability Data

熱安定性

クルミポリフェノール(賦形剤未添加品)の熱安定性を検討した結果,100および 120℃の1時間処理で,ポリフェノール含量に差はみられませんでした(図3)。

図3. クルミポリフェノールの熱安定性

pH安定性

各種pHに調製したクルミポリフェノール(賦形剤未添加品)の0.5%水溶液を作製し,非遮光下,室温で1週間保存後,ポリフェノール含量を測定しました。その結果, 酸性から中性領域において安定であることが分かりました(図4)。

図4. クルミポリフェノールのpH安定性

安全性試験データSafety profile

残留農薬

クルミポリフェノール(賦形剤未添加品)について,食品衛生法および農薬取締法に準じて,447項目の農薬の有無を調べました。その結果,全項目について基準値(検出限界値)以下であることが判明しました。

試験依頼先:株式会社マシス
試験成績書発行年月日:平成18年9月4日
依頼番号:7035

急性毒性試験(LD50

医薬品の単回投与毒性試験ガイドラインに従い,動物に負担のかからない許容最大量である2000 mg/kgのクルミポリフェノール(賦形剤未添加品)を,絶食下のddY系雌雄マウス(5週齡)に経口投与し,14日間飼育+観察を行いました。その結果,死亡例や体重推移の異常(対照群との比較)は認められず,試験終了後に行った剖検においても,臓器の肉眼的異常は認められませんでした。したがって,クルミポリフェノールのマウスにおけるLD50値(経口投与)は,雌雄ともに2000 mg/kg以上です。

ヒト摂取試験

社内男性ボランティア4名に,クルミポリフェノール(賦形剤未添加品,50 mg)を1日1回4週間自由摂取させ,摂取前後に以下の項目について血液検査を行いました。その結果,すべての項目について,異常値の発現はみられませんでした。

測定項目:総ビリルビン,総蛋白,アルブミン,AST,ALT,LDH,LAP,γ-GTP,コリンエステラーゼ,アミラーゼ,リパーゼ,L-CAT,LDL-コレステロール,総コレステロール,中性脂肪,リン脂質,遊離脂肪酸,HDL-コレステロール,ナトリウム,カリウム,血清鉄,TIBC,UIBC,尿素窒素,尿酸,血糖,血液一般検査

クルミポリフェノールの栄養成分Nutritional profile

分析項目 -P10, -WSP10 -P30 分析方法
水分 1.9 g/100g 1.9 g/100g   減圧加熱乾燥法
タンパク質 1.5 g/100g 4.1 g/100g 1 ケルダール法
脂質 14.0 g/100g 37.8 g/100g   酸分解法
灰分 1.7 g/100g 4.5 g/100g   直接灰化法
炭水化物 82.5 g/100g 51.7 g/100g 2  
エネルギー 464 kcal/100g 570 kcal/100g 3 修正アトウォーター
食物繊維 1.2 g/100未満 3.3 g/100未満   プロスキー法
ナトリウム 203 mg/100g 549 mg/100g   原子吸光光度法
注1)
窒素+タンパク質換算係数:6.25
注2)
計算式:100 – (水分+タンパク質+脂質+灰分)
注3)
エネルギー換算係数:タンパク質 4; 脂質 9; 糖質 4; 食物繊維2

試験依頼先:エス・アール・エル
試験成績書発行年月日:2006年9月15日
報告書番号:第2006090400032号

推奨摂取量Recommended dosage

一日あたりクルミポリフェノール-P10または-WSP10として,50~150 mgの使用をおすすめします。

応用例Application Example

  利用分野 訴求 剤形
食品 肝保護,メタボリックシンドローム,抗酸化,美容 肝保護およびメタボリックシンドローム,糖尿病,高脂血症,高血圧の予防
抗酸化,美白
飲料(清涼飲料水,ドリンク等),ハードおよびソフトカプセル,タブレット,キャンディー,チューインガム,グミ,クッキー,チョコレート,ウエハース,ゼリー等
化粧品 美白 化粧水,ローション,パック,ボディジェル等