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生コーヒー豆エキス Product name

製品情報 Product

製品名性状内装外装重量用途
生コーヒー豆エキス-P粉末アルミ袋ダンボール包装5kg食品
生コーヒー豆エキス-PC粉末アルミ袋ダンボール包装5kg化粧品

原料情報 Raw materials

  • 安定性データ
  • 安全性試験データ
  • 栄養成分
  • 推奨摂取量
  • 応用例

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原料・素材についてRaw materials

オリザ油化ではクロロゲン酸類やカフェインを豊富に含有する食品「コーヒー豆」のに着目しました。コーヒー生豆の成分について,研究を行い,クロロゲン酸を24%以上,クロロゲン酸類(クロロゲン酸,フェルラ酸,p-クマル酸,カフェ酸およびジカフェオイルキナ酸など)を45%以上になるように規格化することに成功しました。生コーヒー豆エキスは水溶性が非常に高いことから,各種飲料への配合を推奨します

安定性データStability Data

熱安定性

生コーヒー豆エキスの熱安定性を検討した結果,クロロゲン酸及びクロロゲン酸類含量は,120℃,1時間の加熱によっても変化がみられず,通常の食品加工温度に対して安定であることが分かりました。

図1. 生コーヒー豆エキスの熱安定性(初期値を100%とした)

pH安定性

生コーヒー豆エキスを,pHを調整した水溶液とし,非遮光下,室温で1週間保存後,クロロゲン酸およびクロロゲン酸類含量を測定しました。生コーヒー豆エキスのクロロゲン酸およびクロロゲン酸類は,中性から酸性域で安定であることが分かりました。

図2. 生コーヒー豆エキスのpH安定性(初期値を100%とした)

水溶性

生コーヒー豆エキスを水に溶解し,室温および4℃で16時間保存後,沈澱や濁りの有無を目視で確認しました。生コーヒー豆エキスの水溶性は中性域及び酸性域において極めて高いことがわかりました。

pH水溶性
 室温4℃
中性(pH5~6)濃度50%まで沈澱,濁り無し濃度50%まで沈澱,濁り無し
酸性(pH3)濃度5%まで沈澱,濁り無し濃度2%まで沈澱,濁り無し
水溶液の安定性

推奨摂取量の生コーヒー豆エキス(200 mg)を500 mLの水または分岐鎖アミノ酸系飲料(A,BおよびC社)に配合し,ペットボトルに充填・殺菌後,各種条件下で6ヶ月間にわたってクロロゲン酸とクロロゲン酸類の変化を調べました。試験の結果,クロロゲン酸,クロロゲン酸類ともに,水溶液やアミノ酸系飲料の種類を問わず6ヶ月間安定であることがわかりました(図3)。この結果より,水溶液やアミノ酸系飲料への配合において,生コーヒー豆エキス中のクロロゲン酸およびクロロゲン酸類は安定であると考えられます。

図3. 生コーヒー豆エキス中のクロロゲン酸(左)およびクロロゲン酸類(右)の溶液中での安定性

安全性試験データSafety profile

残留農薬

食品衛生法(平成18年5月29日に施行された第11条第3項の規定「いわゆる残留農薬ポジティブリスト制度」を含む)に設けられた残留農薬の規格基準に対する対応としましては,弊社製品「生コーヒー豆エキス-P」の残留農薬が不検出であるという分析証明書を入手しております。また,本製品について447品目の残留農薬一斉分析を自主的に行い,いずれも「検出せず」の結果を得てその安全性を確認してきました。

さらに,弊社のコーヒー豆は全日本コーヒー協会に加盟団体から購入したものであり,本協会では以前から検疫所が行うモニタリング検査とは別に,自主検査を実施しております。今後は新しいポジティブリスト制度の主旨に沿って,使用が確認されている農薬およびモニタリング検査に準じた幅広い農薬などの分析検査を行おうとしています。従いまして,トレーサビリティーについては万全の体制が整っております。

急性毒性(LD50

生コーヒー豆エキス(1500 mg/kg)を絶食下のICR系雌雄マウス(5週齡)に経口投与後,14日間飼育・観察を行いました。その結果,死亡例や体重推移の異常(対照群との比較)は認められず,試験終了後に行った剖検においても,臓器の肉眼的異常は認められませんでした。したがって,生コーヒー豆エキスのマウスにおけるLD50値(経口投与)は,雌雄ともに1500 mg/kg以上です。

亜急性毒性(ラット)

生コーヒー豆エキス(1および2%)を配合した飼料を,雌雄ラットに4週間継続摂取させ,体重や死亡例を観察しました。その結果,いずれの群においても,死亡例や一般症状の異常は認められませんでした。体重については,2%摂取群に生コーヒー豆エキスの有効性に基づく増加抑制傾向が認められました。

変異原性(Ames test)

生コーヒー豆エキスの変異原性を,ネズミチフス菌(TA100,TA1535,TA98,TA1537)および大腸菌(WP2uvrA)を用いて調べました。その結果,1.2〜5000 μg/mLの濃度において,代謝活性化の有無に関わらずいずれの菌株においても対照と比較して2倍以上の復帰変異コロニーの増加は認められませんでした。したがって,生コーヒー豆エキスは本条件下で突然変異誘発能を有しないことが判明しました。

ヒト継続(4週間)摂取試験(健常人男性)

推奨摂取量の3倍量に相当する600 mgの生コーヒーエキスを,継続摂取した際の安全性を調べました。社内男性ボランティア5名(平均年齢38.5歳)に対し,「5. ヒトにおける作用(p. 28)」で用いたカプセルを4週間自由摂取させ,摂取前後の血圧,心電図,血液成分および尿成分(p. 29参照)に及ぼす影響を調べました。試験の結果,摂取前後において,血圧,心電図および尿成分に異常は認められませんでした。また血液成分についても,低血糖や貧血の兆候を示す検査値は無く,摂取前後で有意差は認められませんでした。

食品添加物

生コーヒー豆抽出物は,化学的合成品以外の食品添加物の酸化防止剤として登録されています。このことから,生コーヒー豆の抽出物は,食品原料としての使用歴が長い安全な素材と言えます。

カフェインの安全性

カフェインはメチルキサンチン系のアルカロイドの一種ですが,その構造がある種の医薬品に似ている為,摂取することで中枢興奮,血管拡張,気管支拡張などの薬理作用を示します。しかしながら,カフェインのこれらの作用はアルカロイドの中でも緩和で,毒性も非常に低いものです。カフェインのマウスにおけるLD50値*(経口投与)は,体重1kgあたり220~250 mgとされています。コーヒー1杯分に含まれるカフェイン量は多くても100 mgであり,これは体重60 kgの成人で,コーヒーカップ130~150杯を飲んだ量に相当します。従って,通常のコーヒー飲用量程度ではカフェインは人体に悪影響を及ぼしません。また,カフェインは国際疾病分類**の中毒物に該当しませんし,依存性や習慣性も認められていません。
*投与動物の半数が死亡する用量,**世界保健機関(WHO)が決めている疾病等の分類

生コーヒー豆エキスの栄養成分Nutritional profile

分析項目結果分析方法
水分2.2g/100g 常圧加熱乾燥法
タンパク質29.2g/100g1ケルダール法
脂質0.3g/100g 酸分解法
灰分10.2g/100g 直接灰化法
糖質58.1g/100g2 
エネルギー352kcal/100g3 
食物繊維0.5g/100未満 酵素-重量法
ナトリウム19.8 mg/100g 原子吸光光度法
注1)
窒素・タンパク質換算係数:6.25
注2)
栄養表示基準(平成15年厚生省告示第176号)による計算式:100 – (水分+タンパク質+脂質+灰分+食物繊維)
注3)
栄養表示基準(平成15年厚生省告示第176号)によるエネルギー換算係数:タンパク質 4; 脂質 9; 糖質 4; 食物繊維2

試験依頼先:財団法人日本食品分析センター, 試験成績書発行年月日:平成15年8月19日, 試験成績書発行番号:第303080129-001号

推奨摂取量Recommended dosage

1日あたり生コーヒー豆エキス-Pとして,100〜200mgの使用をお勧めします。

応用例Application Example

 剤形
食品飲料(コーヒーおよびコーヒー飲料,清涼飲料水,ドリンク等),ハードおよびソフトカプセル,タブレット,キャンディー,チューインガム,グミ,クッキー,チョコレート,ウエハース,ゼリー等
化粧品化粧水,ローション,パック,ボディジェル等

生コーヒー豆エキスは水溶性が高い為,食品では飲料,また化粧品では化粧水をはじめとした幅広い用途に応用可能です。