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フコキサンチン Product name

製品情報 Product

製品名 性状 内装 外装 重量 用途
フコキサンチン‐1,‐1C 油液 ブリキ缶

ダンボール包装
その他:窒素充填、冷蔵(5℃以下)

1kg、5kg 食品、化粧品
フコキサンチン‐5,-5C 油液 ポリ瓶

ダンボール包装
その他:窒素充填、冷蔵(5℃以下)

1kg 食品、化粧品
フコキサンチン- P1 粉末 アルミ袋

ダンボール包装
その他:真空包装、冷蔵(5℃以下)

1kg、5kg 食品
フコキサンチン-WSP0.1 水溶性粉末 アルミ袋

ダンボール包装
その他:真空包装、冷蔵(5℃以下)

1kg、5kg 食品
フコキサンチン- PC1 粉末 アルミ袋 ダンボール包装
その他:真空包装、冷蔵(5℃以下
1kg、5kg 化粧品
フコキサンチン-WSPC0.1 水溶性粉末 アルミ袋 ダンボール包装
その他:真空包装、冷蔵(5℃以下)
1kg、5kg 化粧品

原料情報 Raw materials

  • 原料・素材について
  • 安定性データ
  • 安全性試験データ
  • 栄養成分
  • 推奨摂取量
  • 応用例

効果・効能を見る

原料・素材についてRaw materials

フコキサンチンは、昆布・ひじき・ワカメなどの褐藻類のみに微量に含まれ、非プロビタミンA類のカロテノイドの一種でキサントフィルに属します。フコキサンチンは、図1に示すように、アレン構造、エポキシドおよびヒドロキシル基を有します。近年、カロテノイド類の健康食品としての機能性研究が盛んな中フコキサンチンの機能性研究も進んでおり、これまでに抗肥満・抗糖尿病作用1-6、抗がん作用 7-15、生体内抗酸化作用16-17、血管新生抑制作用18 及び抗炎症作用19 などが報告されています。

図1. フコキサンチンの構造式

オリザ油化は、「生物系産業創出のための異分野融合研究支援事業(農研機構・生研センター平成18~22年度)において、神戸大学大学院農学研究科金沢教授や株式会社小倉屋山本、株式会社日本食品開発研究所と協力し、独自の高度な天然物抽出精製技術を開発し、褐藻類の真コンブから高濃度フコキサンチンを抽出することに成功しました。また独自の評価を行ったところ、フコキサンチンの新たな機能として、肌の新陳代謝に関与する各種酵素に対する阻害活性(コラゲナーゼ阻害、ヒアルロニダーゼ阻害およびエラスターゼ阻害)とコラーゲン産生促進作用を見出しました。また、チロシナーゼ阻害作用、メラノーマ細胞におけるメラニン産生抑制作用、皮膚紫外線照射モルモットにおける色素沈着改善作用、さらにアクネ菌由来リパーゼ阻害作用も明らかにしており、美白・美肌作用も期待できます。フコキサンチンは、美容作用(美肌,美白,抗ニキビ)および抗メタボリックシンドローム作用(抗肥満,抗糖尿病)を訴求した新しい機能性食品・化粧品素材として、提供できるものと考えています。

本カタログでは、フコキサンチンの抗メタボリックシンドローム作用(抗肥満・抗糖尿病)、美容作用(美肌、美白、抗ニキビ)について主として紹介します。

参考文献:
1) Maeda H, Tsukui T, Sashima T, Hosokawa M, Miyashita K. Seaweed carotenoid, fucoxanthin, as a multi-functional nutrient. Asia Pac J Clin Nutr. 17 (Suppl 1): 196-9 (2008).
2) Maeda H, Hosokawa M, Sashima T, Funayama K, Miyashita K. Effect of medium-chain triacylglycerols on anti-obesity effect of fucoxanthin. J Oleo Sci. 56(12): 615-21 (2007).
3) Maeda H, Hosokawa M, Sashima T, Miyashita K. Dietary combination of fucoxanthin and fish oil attenuates the weight gain of white adipose tissue and decreases blood glucose in obese/diabetic KK-Ay mice. J Agric Food Chem. 55(19): 7701-6 (2007).
4) Tsukui T, Konno K, Hosokawa M, Maeda H, Sashima T, Miyashita K. Fucoxanthin and fucoxanthinol enhance the amount of docosahexaenoic acid in the liver of KKAy obese/diabetic mice. J Agric Food Chem. 55(13): 5025-9 (2007).
5) Maeda H, Hosokawa M, Sashima T, Takahashi N, Kawada T, Miyashita K. Fucoxanthin and its metabolite, fucoxanthinol, suppress adipocyte differentiation in 3T3-L1 cells. Int J Mol Med. 18(1): 147-52 (2006). 6) Maeda H, Hosokawa M, Sashima T, Funayama K, Miyashita K. Fucoxanthin from edible seaweed, Undaria pinnatifida, shows antiobesity effect through UCP1 expression in white adipose tissues. Biochem Biophys Res Commun. 332(2): 392-7 (2005). 7) Das SK, Hashimoto T, Kanazawa K. Growth inhibition of human hepatic carcinoma HepG2 cells by fucoxanthin is associated with down-regulation of cyclin D. Biochim Biophys Acta. 1780(4): 743-9 (2008).
8) Yoshiko S, Hoyoku N. Fucoxanthin, a natural carotenoid, induces G1 arrest and GADD45 gene expression in human cancer cells. In Vivo. 21(2): 305-9 (2007).
9) Kotake-Nara E, Asai A, Nagao A. Neoxanthin and fucoxanthin induce apoptosis in PC-3 human prostate cancer cells. Cancer Lett. 220(1): 75-84 (2005).
10) Kotake-Nara E, Terasaki M, Nagao A. Characterization of apoptosis induced by fucoxanthin in human promyelocytic leukemia cells. Biosci Biotechnol Biochem. 69(1): 224-7 (2005).
11) Hosokawa M, Kudo M, Maeda H, Kohno H, Tanaka T, Miyashita K. Fucoxanthin induces apoptosis and enhances the antiproliferative effect of the PPARgamma ligand, troglitazone, on colon cancer cells. Biochim Biophys Acta. 1675(1-3): 113-9 (2004).
12) Kotake-Nara E, Kushiro M, Zhang H, Sugawara T, Miyashita K, Nagao A. Carotenoids affect proliferation of human prostate cancer cells. J Nutr. 131(12): 3303-6 (2001).
13) Nishino H. Cancer chemoprevention by natural carotenoids and their related compounds. J Cell Biochem Suppl. 22:231-5 (1995).
14) Okuzumi J, Takahashi T, Yamane T, Kitao Y, Inagake M, Ohya K, Nishino H, Tanaka Y. Inhibitory effects of fucoxanthin, a natural carotenoid, on N-ethyl-N'-nitro-N- nitrosoguanidine-induced mouse duodenal carcinogenesis. Cancer Lett. 68(2-3): 159-68 (1993).
15) Okuzumi J, Nishino H, Murakoshi M, Iwashima A, Tanaka Y, Yamane T, Fujita Y, Takahashi T. Inhibitory effects of fucoxanthin, a natural carotenoid, on N-myc expression and cell cycle progression in human malignant tumor cells. Cancer Lett. 55(1): 75-81 (1990).
16) Sachindra NM, Sato E, Maeda H, Hosokawa M, Niwano Y, Kohno M, Miyashita K. Radical scavenging and singlet oxygen quenching activity of marine carotenoid fucoxanthin and its metabolites. J Agric Food Chem. 2007 Oct 17;55(21):8516-22.
17) Nomura T, Kikuchi M, Kubodera A, Kawakami Y. Proton-donative antioxidant activity of fucoxanthin with 1,1-diphenyl-2-picrylhydrazyl (DPPH). Biochem Mol Biol Int. 42(2): 361-70 (1997).
18) Sugawara T, Matsubara K, Akagi R, Mori M, Hirata T. Antiangiogenic activity of brown algae fucoxanthin and its deacetylated product, fucoxanthinol. J Agric Food Chem. 54(26): 9805-10 (2006).
19) Shiratori K, Ohgami K, Ilieva I, Jin XH, Koyama Y, Miyashita K, Yoshida K, Kase S, Ohno S. Effects of fucoxanthin on lipopolysaccharide-induced inflammation in vitro and in vivo. Exp Eye Res. 81(4): 422-8 (2005).

安定性データStability Data

熱安定性

フコキサンチン-1は、80℃において、1時間加熱し続けても、安定であることが確認されました。100℃において、1時間加熱し続けると劣化がみられました。フコキサンチン-1の使用は、できるだけ、100℃以下での加工をお勧めします。

フコキサンチン-P1は、80℃および100℃、1時間加熱し続けても、安定であることが確認されました。フコキサンチン-P1は、通常の食品加工温度に対して安定です。

図2.フコキサンチンの熱安定性

pH安定性

フコキサンチン-WSP0.1を1.0%濃度となるように水に溶解させ、pH調製し、遮光下、室温で1日および1週間保存後、フコキサンチン含量を測定し、初期値と比較しました。フコキサンチンは、酸性からアルカリ性まで幅広いpH域で安定であることが確認されました。

図3. フコキサンチン-WSP0.1のpH安定性

安全性試験データSafety profile

残留農薬

フコキサンチン(賦形剤未添加コンブ抽出物)について、食品衛生法および農薬取締法に準じて、507項目の農薬の有無を調べました。その結果、全項目について基準値(検出限界値)以下であることが判明しました。
試験依頼先:株式会社マシス 食品安全評価分析センター
試験成績書発行年月日:平成20年10月1日
依頼番号:24007

急性毒性(LD50

5週齢のSprague-Dawley系雌雄ラット(体重雄性154~168 g、雌性120~138 g)にコンブ抽出物(フコキサンチン含量3.0%)を2000 mg/kgの用量で経口投与し、温度23±2℃、湿度50±10%、餌、水自由摂取の条件下で14日間飼育しました。コントロール群との比較を行ったところ、異常な体重変化はみられず、また試験終了後の剖検においても臓器に異常は認められませんでした。従って、ラットに対するコンブ抽出物(フコキサンチン含量3.0%)のLD50は2000 mg/kg以上です。

小核試験

8週齢のICR系雄性マウス(体重32~36 g)をコンブ抽出物(フコキサンチン含量3.0%)500 mg/kg、1000 mg/kgおよび2000 mg/kgの用量で経口投与しました。24時間後、骨髄細胞を採取し、骨髄塗抹標本を作製しました。Giemasa染色でスライド標本を作製して、顕微鏡にて多染性赤血球を観察し、小核を有する多染性赤血球の出現率を求めました。また、骨髄細胞の増殖抑制の指標として、全赤血球に対する多染性赤血球の比率を求めました。試験の結果、すべての用量において死亡例はなく、一般状態にも変化は認められませんでした。また、体重にも変化はみられませんでした。小核誘発頻度について、陰性対照群と比較して統計学的に有意な増加は認められず、用量依存性も認められませんでした。一方、陽性対照群の小核誘発頻度は陰性対照群と比較して顕著な増加が認められました。さらに、総赤血球に対する多染性赤血球の比率は、いずれの用量においても陰性対照群との間に有意差は認められず、骨髄増殖抑制は認められませんでした。

90日反復投与毒性

F344/DuCrj系ラットにコンブ抽出物(フコキサンチン含量3.0%)1.0%,2.0%,4.0%混餌投与による90日間亜急性毒性試験を実施しました。その結果,試験期間を通じて雌雄とも一般状態に変化は認められず,死亡動物もみられませんでした。また体重推移,摂餌量,摂水量,尿検査においては対照群と比較して有意な変化は認められませんでした。血液検査において,コンブ抽出物による影響が認められませんでした。臓器重量において,雄では対照群と比較して2.0%投与群の心臓で有意な減少がみられました。また雌では対照群と比較して4.0%投与群の肝臓で有意な増加がみられました。しかし,臓器の病理組織学的検索の結果,雌雄ともにすべての投与群においてコンブ抽出物の影響と考えられる病理所見はみられませんでした。

フコキサンチンの栄養成分Nutritional profile

分析項目

フコキサンチン

-5

フコキサンチン

-1
分析方法
水分 4.0g/100g 0.8g/100g   減圧加熱乾燥法
タンパク質 0.5g/100g 0.1g/100g 1 燃焼法
脂質 75.0g/100g 83.6g/100g   酸分解法
灰分 0.0g/100g 0.0g/100g   直接灰化法
炭水化物 20.5g/100g 15.5g/100g 2  
エネルギー 759kcal/100g 815kcal/100g 3 修正アトウォーター法
ナトリウム 90mg/100g 18mg/100g   原子吸光光度法
食塩相当量 02g/100g 0.0.g/100g   ナトリウム換算値
分析項目 フコキサンチン-P1 フコキサンチン-WSP0.1 分析方法
水分 1.5g/100g 0.2g/100g   減圧加熱乾燥法
タンパク質 0.2g/100g 0.0g/100g 1 燃焼法
脂質 10.2g/100g 1.0g/100g   酸分解法
灰分 0.2g/100g 0.0g/100g   直接灰化法
炭水化物 87.9g/100g 98.8g/100g 2  
エネルギー 444kcal/100g 404kcal/100g 3 修正アトウォーター法
ナトリウム 43mg/100g 4.3mg/100g   原子吸光光度法
食塩相当量 0.1g/100g 0.0.g/100g   ナトリウム換算値
注1)
タンパク質換算係数:6.25
注2)
計算式:100-(タンパク質+脂質+水分+灰分)
注3)
エネルギー換算係数:タンパク質 4,脂質 9,糖質 4
注4)
フコキサンチン-5およびフコキサンチン-WSP0.1の栄養成分は、フコキサンチン-1およびフコキサンチン-P1の栄養成分値により換算したものです

試験依頼先:株式会社エスアールエル
試験成績書発行年月日:2008年10月2日
依頼番号:200809250026

推奨摂取量Recommended dosage

一日あたりフコキサンチンとして0.5~1.0 mg,すなわち,

フコキサンチン-5(油液) 10~20 mg/day
フコキサンチン-1(油液) 50~100 mg/day
フコキサンチン-P1(粉末) 50~100 mg/day
フコキサンチン-WSP0.1(粉末) 500~1000 mg/day

の使用をおすすめします。フコキサンチン-WSP0.1は、ドリンク剤の場合、1%以下の濃度でご使用下さい。

応用例Application Example

  利用分野 訴求 剤形
食品 メタボリック対応、抗肥満、抗糖尿病、抗がん、美容・美白 1)抗メタボリック
2)抗肥満
3)抗糖尿病
4)美容・美白
5)抗がん
飲料(清涼飲料水,ドリンク等),ハードおよびソフトカプセル,タブレット,キャンディー,チューインガム,グミ,クッキー,チョコレート,ウエハース,ゼリー等
化粧品 美容化粧品 化粧水,ローション,パック,ボディジェル等

フコキサンチン応用食品の例(株式会社小倉屋山本提供)