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オリザポリアミン Product name

効果・効能 Positie Effect

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オリザポリアミンの機能性と応用

発毛促進作用

毛髪は永遠に伸び続けているのではなく,毛根の最下部にある毛乳頭から分裂の 指令を受けた毛母細胞が増殖し,分化することによって毛髪が造られ,成長期・退行期・休止期という(毛周期)を繰り返して伸長しています。
毛乳頭細胞は FGF-7,VEGF,IGF-1,HGF などの多くの細胞増殖因子を産生し毛母細胞の分裂や分化に強い影響を与えます。(図 1)

FGF-7 直接毛母細胞に働き、毛成長を促進すると考えられており、薄毛部由来の毛乳頭細胞では FGF-7の遺伝子発現量が非薄毛部に比較して約半分低下していたとの報告もある。
VEGF 血管内皮細胞増殖因子として、毛包周囲の毛細血管網の発達を促し、毛母細胞へ栄養を供給することで細胞分裂を支援する。
HGF アポトーシス抑制作用などにより毛周期の退行期や休止期への移行を抑制している。
IGF-1 毛周期の成長期延長に関与している。

発毛の仕組み

図1. 発毛の仕組み

Ramot ら 10,11)によると,in vitro でポリアミン(スペルミジン)を添加すること によって,毛幹の伸長が促進することが報告されています。特に,毛髪の成長期を延長させ,毛包中のケラチン 15(髪を構成しているケラチンの 1 つ)のプロモーターの発現を促進させる事が特徴です。
育毛・発毛には毛母細胞や毛乳頭細胞の活性化が重要です。毛髪の太さは毛乳頭のサイズに依存しており,毛乳頭を構成する毛乳頭細胞の増殖促進は太毛化につながります。そこで,オリザポリアミン(米胚芽抽出物)の育毛効果に対する評価を行いました。その結果,Control(オリザポリアミン無添加培地で培養)の増殖率を 100%とした場合,オリザポリアミン(米胚芽抽出物)は毛乳頭細胞の増殖を 40~60 %促進しました。1μg/mL 添加による細胞増殖率は 1/5 濃度のミノキシジル(世界各国で医療用の発毛剤として承認され,有効性が確認されている。)と同等でした。(図 2)

オリザポリアミンの毛乳頭細胞増殖促進作用

図2. オリザポリアミンの毛乳頭細胞増殖促進作用

【実験方法】

正常ヒト毛乳頭細胞を毛乳頭細胞増殖培地を用いて培養した後,トリプシン処理により細胞を回収した。回収した細胞は 96 ウェルプレートに 5×103個/ウェルになるように播種し定着させた後,無血清培地に交換して一晩培養した。無血清培地を除去し,無血清培地にオリザポリアミン(米胚芽 抽出物:ポリアミン含量 0.33 %)を可溶させ,1,10,100 µg/mL に調製したものを各ウェルに 100 µL 添加し 24 時間培養した。培養後 MTT Assay により細胞増殖促進作用を評価した。

正常ヒト毛乳頭細胞を毛乳頭細胞増殖培地を用いて培養した後,トリプシン処理により細胞を回収した。回収した細胞は 96 ウェルプレートに 5×103個/ウェルになるように播種し定着させた後,無血清培地に交換して一晩培養した。無血清培地を除去し,無血清培地にオリザポリアミン(米胚芽 抽出物:ポリアミン含量 0.33 %)を可溶させ,1,10,100 µg/mL に調製したものを各ウェルに 100 µL 添加し 24 時間培養した。培養後 MTT Assay により細胞増殖促進作用を評価した。

毛乳頭細胞に対する高い増殖作用を有し,育毛促進関連遺伝子の発現を促進させることが明らかとなりました。

オリザポリアミンの毛乳頭細胞増殖促進作用

図3. オリザポリアミンの毛髪成長因子の発現に及ぼす作用

【実験方法】

正常ヒト毛乳頭細胞を毛乳頭細胞増殖培地を用いて培養した後,トリプシン処理により細胞を回 収した。回収した細胞は 24 ウェルプレートに 5×10 4 個/ウェルになるように播種し定着させた後, 無血清培地に交換して一晩培養した。無血清培地を除去し,無血清培地にオリザポリアミン (米胚 芽抽出物:ポリアミン含量 0.33 %)を可溶させ,1,10,100 µg/mL に調製したものを各ウェルに 500µL 添加し 1~2 時間培養した後,細胞を回収した。回収した細胞から Total RNA を抽出し,c DNA 合成 後,PCR により遺伝子発現の確認を行った。

毛髪のキューティクル修復作用

次に,ヒト毛髪を用いて毛束を作製し,オリザポリアミンの塗布によるキューティクル改善効果を調べました。シャンプー,パーマ・ブリーチ処理で作製した損傷毛髪を 0.5 %米胚芽抽出溶液(ポリアミン含量 0.00165 %)に浸漬させました。
キューティクル修復作用を走査型電子顕微鏡で観察した結果,パーマ・ブリーチ処理によるリフトアップ(キューティクルのめくれ)がポリアミン処理により改善しました。(図 4)

オリザポリアミン処理によるキューティクル改善作用

図4. オリザポリアミン処理によるキューティクル改善作用 (パーマ・ブリーチによる損傷の改善)

髪質改善効果 (ヒトモニター試験)

オリザポリアミンの髪質改善効果を評価するために,オリザポリアミンを配合 したトリートメント剤を用いたモニター試験を行いました。
表 1 に示した処方のトリートメント剤(ポリアミン含量 0.005%)を,健常人(女性計 10 名,20~60 歳代 各 2 名ずつ)に,1 日 1 回 2 週間使用してもらい,使用後にアンケート調査を行いました。オリザポリアミンの髪質改善効果を評価した結果,画像比較及びアンケートの集計において,オリザポリアミン入りトリートメントが髪のツヤや光沢感,まとまりやしっとり感,なめらかさや指通りの項目において 87 %もの改善効果を示すことが明らかになりました。(図 5)

表 1 トリートメント処方(オリザポリアミン 0.005 %含有)

製品名 特徴・主用途 配合比率(%)
ポリオキシエチレンアルキルエーテル 親水性乳化剤・分散剤 2.0
アルキルアンモニウム塩 コンディショニング・柔軟作用 8.0
セタノール 植物性アルコール・乳化安定剤 5.0
脂肪酸エステル クリームの光沢改良・造粘剤・分散性 4.0
多価アルコール脂肪酸エステル 油性基材 6.0
オリーブスクワラン 植物油(保湿剤) 2.0
パラオキシ安息香酸プロピル 防腐剤 0.1
メチルパラベン 防腐剤 0.1
1,3-ブチレングリコール 保湿剤 4.0
クエン酸 pH 調整剤 6.0
大豆レシチン誘導体 乳化補助剤(レシチン誘導体) 0.1
精製水   61.18
オリザポリアミン(賦形剤未添加品) オリザポリアミン(賦形剤未添加品)中のポリアミン含量 :0.33 % 1.52( ポ リ ア ミ ン 含 量0.005 %)

オリザポリアミン入りトリートメントによる髪質改善効果

図5. オリザポリアミン入りトリートメントによる髪質改善効果

以上の結果よりオリザポリアミンは,毛乳頭細胞増殖作用を有し,育毛関連分子の発現促進作用,毛髪の太毛化と発毛促進に寄与する可能性が示唆されました。
またキューティクル改善効果や髪質の改善効果が明らかになりました。

抗糖化作用/コラーゲン格子形成促進作用

線維芽細胞をコラーゲン溶液存在下で培養すると,ゲル状の格子を形成します。 また,この系において糖化中間体(グリオキサール)で糖化した線維芽細胞を使用すると,格子の形成が抑制されます。しかしながら,グリオキサールと同時に,オリザポリアミン 10, 100 μg/mL を線維芽細胞に添加することで,格子の形成促進が認められました。したがって,オリザポリアミンは線維芽細胞の糖化を抑制する事で,真皮細胞外マトリックス中のコラーゲンと線維芽細胞の「絡みつき」を正常に保つ働きがあることが示唆されました(図 6)。

オリザポリアミンの糖化線維芽細胞に対するコラーゲン格子形成回復作用

図6. オリザポリアミンの糖化線維芽細胞に対するコラーゲン格子形成回復作用

  • ( 5 ) ケラチノサイトに及ぼす作用
  • ( 6 ) 爪形成促進作用
  • ( 7 ) 皮膚老化抑制作用
  • ( 8 ) 向妊娠作用(生殖能力サポート)
  • ( 9 ) 寿命延長作用
  • (10) 抗炎症作用
  • (11) 動脈硬化抑制作用
  • (12) 放射線保護作用
  • *詳しくはポリアミン(小麦)のカタログを参照