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紫茶エキス Product name

製品情報 Product

製品名性状内装外装重量用途
紫茶エキス-P水溶性粉末アルミ袋ダンボール包装1kg,5kg食品
紫茶エキス-PC水溶性粉末アルミ袋ダンボール包装1kg,5kg化粧品
紫茶エキス-LC水溶性液体キュービーテナーダンボール包装1kg,5kg,20kg化粧品

原料情報 Raw materials

  • 安定性データ
  • 安全性試験データ
  • 栄養成分
  • 推奨摂取量
  • 応用例

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原料・素材についてRaw materials

茶(Camellia sinensis)と人間の歴史はとても古く、古代中国の医薬と農業の神「神農(しんのう)」の時代(4000年以上前)にまでさかのぼると言われています。原産地は中国四川省あたりであるとされており、唐の時代(7~10世紀)にはお茶を飲む習慣が普及し、交易も盛んになったと言われています。日本では、遣唐使(永忠、最澄、空海ら800年頃)や栄西禅師(1200年頃)、隠元禅師(1600年頃)らにより中国からの煎茶法の伝承と普及活動が行われ、日常的に飲むお茶として普及しました。
 現代では、お茶は健康飲料の代表格として定着しており、抗酸化、抗突然変異、抗腫瘍、抗がん転移、血圧上昇抑制、血糖上昇抑制、血小板凝集抑制、抗菌・抗ウイルス、腸内菌叢改善、抗う食、消臭、脂質代謝改善、抗アレルギー作用などの多彩な機能性が確認されています1)

紫茶は、ケニア茶業研究財団(TRFK; Tea Research Foundation of Kenya)が約25年の歳月をかけて作り出した新品種の茶であり、アントシアニンを含む紫色のお茶です(図1, 2)。紫茶はケニアの赤道直下で、なおかつ標高1500~2500メートルの高地で栽培されています。紫外線照射の強い環境下で栽培されているため、ポリフェノールを多く含みます。無農薬栽培した紫茶の最も希少な部位である新芽と若葉(一芯二葉)を丁寧に手摘みした特別なお茶です。

オリザ油化(株)は、紫茶の中に一般的なお茶(緑茶、ウーロン茶、紅茶)には含まれない特有ポリフェノールGHG が多く含まれることを見出しました。(図3)

図3. 紫茶に特有のポリフェノール「GHG」
(1,2-di-Galloyl-4,6-Hexahydroxydiphenoyl-β-D-Glucose)

安定性データStability Data

(1) 熱安定性

①粉末の熱安定性

紫茶エキス-Pのポリフェノールは、120℃、2時間の加熱においてもほとんど含量低下が認められませんでした。特有成分GHGは100℃、2時間の加熱では含量低下が認められませんでした(図4)。

図4. 紫茶エキス粉末の熱安定性

②水溶液の熱安定性

紫茶エキス0.1%水溶液のポリフェノールは、100℃、60分間の加熱においてもほとんど含量低下が認められませんでした。特有成分GHGは80℃、60分間の加熱ではほとんど含量低下が認められませんでした(図5)。

図5. 紫茶エキス水溶液の熱安定性

(2) pH安定性

①紫茶ポリフェノールのpH安定性

紫茶エキス水溶液のポリフェノールは、pH5以下で非常に安定であり、室温または冷蔵(4℃)で1週間保管後も、含量低下は認められませんでした(図6)。

図6. 紫茶エキス水溶液中のポリフェノールのpH安定性(非遮光、1週間保管)

②特有成分GHGのpH安定性

紫茶エキス水溶液のGHGはpH5以下、冷蔵保存(4℃)の条件で安定であり、1週間後もほとんど含量低下が認められませんでした(図7)。

図7. 紫茶エキス水溶液中のGHGのpH安定性(非遮光、1週間保管)

③紫茶エキスのpHによる色調変化

紫茶エキス-P, (-PC)の0.1%水溶液は、通常ではpH4で淡赤褐色です。pH3では淡赤色を示し、アルカリ性になるに従って濃い褐色に変化します(図8)。

図8. 紫茶エキス-P, (-PC) 0.1%水溶液のpH変化による色調変化

紫茶エキス-LCは通常ではpH5で茶褐色です。アルカリ性になるに従って、濃い褐色に変化します。弱酸性領域での変化はありませんので、通常の化粧品の範囲内では問題なくご使用頂けます(図9,10)。

図9. 紫茶エキス-LCのpH変化による色調変化

図10. 紫茶エキス-LCのpH変化による色調変化(分光式色彩計による測定)

(3) 光安定性

①紫茶ポリフェノールの光安定性

紫茶エキス水溶液のポリフェノールは、褐色瓶またはアルミ包装により遮光することで、成分の劣化による含量の低下が抑制されました。(図11)

図11. 紫茶エキス水溶液中のポリフェノールの光安定性(蛍光灯直下、室温、1週間保管)

②特有成分GHGの光安定性

紫茶エキス水溶液のGHGは、褐色瓶またはアルミ包装により遮光することで、成分の劣化による含量の低下が抑制されました。(図12)

図12. 紫茶エキス水溶液中のGHGの光安定性(蛍光灯直下、室温、1週間保管)

(4) 保存安定性

紫茶エキス-LCについて様々な条件下での色の安定性を分光式色彩計により測定しました。結果、窓際・40℃・室温保管において褐色が濃くなる傾向がみられました。保管時・また使用時は暗所でのご使用をおすすめ致します。

安全性試験データSafety profile

(1) 残留農薬

原料の紫茶は農薬を使用しておりません。
紫茶葉:農薬166項目について検出せず。

試験依頼先:日本エコテック㈱
試験成績書発行年月日:2013年6月20日
報告書No.:313288-1

(2) 急性毒性

紫茶抽出物を絶食した雌雄マウス(ICR、体重20~25 g、5週齢)に経口投与(2,000 mg/kg bw)し14日間観察しました。その結果、死亡例や体重推移の異常(対照群との比較)は認められず、試験終了後に行った剖検においても臓器の肉眼的異常は認められませんでした。
したがって、紫茶抽出物のマウスにおけるLD50は2,000 mg/kg以上です。

(3) 変異原性

紫茶抽出物について、ネズミチフス菌 (Salmonella typhimurium) TA100、TA98 を用いて S9mix 存在下および非存在下で Ames 試験を行いました。その結果、19.55000 μg/plate の濃度において、変異原性は認められませんでした。

紫茶エキスの栄養成分Nutritional profile

表1 紫茶エキスの栄養成分
分析項目可食部100gあたりの成分分析方法
 紫茶エキス-P 
エネルギー377kcal修正アトウォーター
たんぱく質12.0g燃焼法(たんぱく質換算係数:6.25)
脂質2.2g酸分解法
糖質77.0g100g?(たんぱく質+脂質+水分+灰分)
ナトリウム22.4mg原子吸光光度法
食塩相当量0.1g未満ナトリウム換算値
水分4.3g減圧加熱乾燥法
灰分0.6g直接灰化法
食物繊維3.9gプロスキー法

* エネルギー換算係数:たんぱく質 4; 脂質 9; 糖質 4; 食物繊維2

試験依頼先:財団法人食品分析開発センターSUNATEC
試験成績書発行年月日: 2013年09月13日
試験成績書番号:130902155-001-01

推奨摂取量および使用量Recommended dosage

紫茶エキスの推奨摂取量(食品)
製品推奨摂取量
紫茶エキス-P100 mg/日
推奨配合量(化粧品)
製品推奨配合量
紫茶エキス-PC0.003~0.03%
紫茶エキス-LC0.5~5%

応用例Application Example

 利用分野剤系
食品加工食品 飲料 (清涼飲料水、ドリンクなど)
ハードおよびソフトカプセル、タブレットなど
キャンディー、チューインガム、グミ、ゼリーなど
パン、クッキー、チョコレート、ウエハースなど
ハム、ソーセージなど
化粧品美容化粧品化粧水、ローションなど
シャンプー、リンス、トリートメントなど
パック、ボディジェルなど