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シーベリーエキス Product name

製品情報 Product

製品名性状内装外装重量用途
シーベリー エキス-P粉末アルミ袋ダンボール包装1kg, 5kg食品
シーベリー エキス-WSP水溶性粉末アルミ袋ダンボール包装1kg, 5kg食品

原料情報 Raw materials

  • 安定性データ
  • 安全性試験データ
  • 栄養成分
  • 推奨摂取量
  • 応用例

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原料・素材について Raw materials

シーベリー(Hippophae rhamnoides)は北欧、ユーラシア大陸中央部やカナダをはじめ温帯から亜寒帯の世界各地で食用にされているグミ科の落葉低木の果実です。激しい寒暖差、乾燥、砂嵐、土壌侵食、不毛地帯など厳しい環境でも生育できる生命力の強い植物です。その歴史は古く、約 7000万年前から存在しており、その強い生命力で長い年月を生き抜いてきました。

シーベリーは世界各国で seabuckthorn(英名)、沙棘(中国名)、チャチャルガン(モンゴル)、oblepikha(ロシア名)、sanddorn(ドイツ名)など様々な名 前で呼れております。

シーベリー果実は黄色~橙色の直径 5mm~10mm で、果肉に油分を多く含む 特徴があります。中薬大辞典 1)によると、100g 当たりの果実には 300mg 以上に達するビタミン Cを含むほか、カロチン 3~4mg、ビタミン E10~15mg、ビタミン B10.2~0.4mg、ビタミン B20.4~0.5 mg、葉酸 0.5~0.8 mgを含みます。その他にもフラボノイド、ポリフェノール類、カロテノイド類、脂質、植物ステロイド類、有機酸、アミノ酸類およびミネラルと200種類以上の成分が確認されています。脂肪酸組成では天然界では珍しいパルミトレイン酸(ω-7)を 最も多く含むことが知られています。

シーベリーはこのように多くの成分を含んでいるため、昔から野生動物や野 鳥の貴重な栄養源となってきました。学名の Hippophae rhamnoides は直訳すると「馬の毛を輝かせる実」という意味になります。ギリシャ神話に登場する空飛ぶ白馬ペガサスの好物であったと言い伝えられており、モンゴル帝国を築き上げたチンギスハンの伝記にも登場し、戦において兵士や馬の栄養源として重宝されていたと伝えられています。これらの逸話をもとに、現代においてもシーベリーはジュースや健康食品などに利用されています。

また、シーベリーはどんな環境でも生育できるため、砂漠の緑化、土壌浸食防止、水源保護、防風林、土壌強化という目的で栽培されるなど、地球環境の 保全にも利用されています。

図1.シーベリー果実(左)と生木(右)

シーベリー果実には200種類以上の成分が報告されていますが、弊社では改め て成分の単離を行いました。京都薬科大学と構造解析を行った結果、図2に示す成分を構造決定いたしました。保全にも利用されています。

また、3-O-coumaroyl 2,23-dihydroxy oleanolic acidをシーベリーから初めて 単離しました。

図2.シーベリーエキスの中に同定された含有成分

安定性データStability Data

1)熱安定性
①粉末の熱安定性

 シーベリーエキス-Pの熱安定性を検討した結果、トリテルペン酸類含量およびイソラムネチンラムノシド含量は、100°C、1時間の加熱によっても変化がみられず、通常の食品加工温度に対して安定であることが分かりました。

図3.シーベリーエキス-P の熱安定性

②油の熱安定性

 シーベリー果実油の熱安定性を検討した結果、パルミトレイン酸含量は、120°C、1 時間の加熱によっても変化がみられず、通常の食品加工温 度に対して安定であることが分かりました。

図4.シーベリー果実油の熱安定性(初期値を 100%とした)

2)pH安定性

 シーベリーエキス-WSP を pH 調整した水溶液とし、非遮光下、室温で 1 週間保 存後、イソラムネチンラムノシド含量を測定しました。その結果、図 5 のような色調の変化が見られ、溶液の黄色は pH5 以上で消失しましたが、イソラムネチンラムノシドの含量は pH3~8で安定でした。この結果より、シーベリーエキス-WSP水溶液中のイソラムネチンラムノシドは、アルカリ性でわずかに含量が減少しましたが、酸性から中性付近において安定であることが分かりました(図 6)。

図5.シーベリーエキス水溶液の pH 変化による色調変化

図6. シーベリーエキス-WSP の pH 安定性(初期値を 100%とした)

安全性試験データSafety profile

(1)残留農薬

 シーベリー乾燥果実について、食品衛生法(厚生労働省)で残留基準値が定められた 308農薬について調査しました。その結果、いずれの農薬においても基準値以下でした。
試験依頼先:マシス、試験成績書発行年月日:平成27年4月17日
依頼番号:第 76323 号

(2)急性毒性

 医薬品の単回投与毒性試験ガイドラインに従い、動物に負担のかからない許容最大量で ある 2,000mg/kg のシーベリーエキス(賦形剤未添加品)および果実油(濃度未調整品) を、絶食下の ICR 系雌雄マウス(6 週齡)に経口投与し、14日間飼育・観察を行いました。その結果、死亡例や体重推移の異常対照群との比較は認められず、試験終了後に行った剖検においても、臓器の肉眼的異常は認められませんでした。したがって、シーベリー エキスおよび果実油のマウスにおける LD50 値(経口投与)は、雌雄ともに 2,000mg/kg 以上です。


シーベリーエキスの栄養成分Nutritional profile

分析項目
(100g 当たり)
PWSP果実油 注4分析方法
水分 (g)2.54.30常圧加熱乾燥法
タンパク質 (g)2.21.80ケルダール法
係数: 6.25
脂質 (g)1.10.3100酸分解法
灰分 (g)1.51.40直接灰化法
炭水化物 (g)
-糖質 (g)
-食物繊維 (g)
92.7
91.8
0.9
92.2
90.8
1.4
0
0
0

注1
プロスキー法
エネルギー(kcal)388376900注2
ナトリウム (mg)12997.70原子吸光光度法
食塩相当量 (g)0.30.20注3

 栄養表示基準における栄養成分等の分析方法などについて(平成27年3月30日消食 表第139号)による。
注1) 計算式:100 – (水分+タンパク質+脂質+灰分)
注2) エネルギー換算係数:タンパク質 4; 脂質 9; 糖質 4; 食物繊維 2
注3) ナトリウムからの換算
試験依頼先:SUNATECH、試験成績書発行日:平成25年5月18日
成績書番号:第 150430251-001-01号
注4) エーテルに全て可溶のため、脂質 100%とした。また、脂質のエネルギーは 9kcal/g として計算した。

推奨摂取量Recommended dosage

1日あたり、シーベリーエキス-P として 200mg および-WSP として 400mg の使用をおすすめします。

シーベリーエキスの応用例Application Example

利用分野剤系
食品サプリメント形状食品
加工食品
飲料 (清涼飲料水、ドリンクなど) ハードおよびソフトエネルギーカプセル、 タブレットなどキャンディー、チューインガム、 グミ、ゼリーなどパン、クッキー、チョコレート、ウエハースなどハム、ソーセージなど